梅雨とは、日本においては北海道や小笠原を除いた地域において5月~7月の間曇りや雨が続く期間のことをいいます。
梅雨の期間は40数日で、降水量は年間のおよそ20~30パーセントに値します。
稲にとっては大切な雨でもあり、私たち人間や自然の生き物たちにとっては恵みの雨です。
しかし、梅雨に入ると、雨が続き、外に出るのがおっくうになったりしますよね。
それに、家の中では嫌なカビが生えやすくなったりして、うっとうしいと感じる時期ではないでしょうかね!
子どものように雨を楽しむことができるといいですね。
なぜ梅雨と呼ばれるようになったのでしょうか!
梅雨の由来は?
長雨になる現象について?
梅雨の由来は?
梅雨と呼ばれるようになった説はいろいろとあるようですね。
梅雨のことは「つゆ」「ばいう」と、どちらでも呼ばれたりします。
どちらの呼び方でも間違いではないようです。
ちなみに、中国では「ばいう」と呼んでいたそうです。
梅の実が実るころに降る雨なので「梅雨」といわれるようになったといわれています。
また、カビの生えやすい時期でもあることから「黴雨(ばいう)」ともいわれているそうです。
梅雨は江戸時代以前に五月雨(さみだれ)ともいっていました。
中国から伝わってきた言葉ですね。
日本で「つゆ」と読むのは「露(つゆ)」からの連想とされています。
他にも由来はあります。
梅雨に入ると、よく雨が降るようになります。
そこで、「毎日」「毎度」とか雨が続くという意味から、梅のつくりである「毎」から「梅雨」となったという説もあるようですね。
長雨が降る現象は?
雨は、暖かい空気と冷たい空気がぶつかることで降ります。
梅雨の時期には、日本の上空で、春の冷たい空気と夏の暖かい空気が勢力争いをしています。
雨の日でも、涼しい日と蒸し暑い日があるのは、そのためなのです。
やがて夏の空気が勝つと梅雨が明けます。
秋の長雨も、夏の空気と秋の空気が喧嘩して起こる現象なのです。
雨を楽しむ
大人になると、雨が続くと外に出かけるのがおっくうになったり、カビが生えやすくなったりするので、うっとうしい気持ちになりますよね。
子どもにとっては、雨はさほど気にならないかも知れませんよね。
私たち大人も、子どもの頃は雨が降ると水たまりで遊んだりして楽しんでいました。
雨に濡れてもそんなに気にならなかったですよね!
そこで、こんな言葉があります。
日本の幼児教育の父で、日本のフレーベルと呼ばれた倉橋惣三さんの言葉です。
「6月の雨だっておとなが教えなかったら、子どもには少しも苦にならないもの」「子どもは、知らなくてもいいことを、おとなから教えられることが屡々(るる)ある」(育ての心・上)と戒めています。
子どもの素直な気持ちを大人が失わせているのでしょうかね。
まとめ
大人と違って子どもは、雨の日には、雨音に耳を澄ましたり、水たまりをピシャピシャしたりと子ども雨の日を楽しむことができます。
雨は稲にとってはすごく大切なものです。
嫌がらずに恵みの雨であることを忘れずにしましょう。
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