腰痛の原因は、30種類以上あるそうです。
そして、突然死につながる、こわい腰痛があるのです
この腰痛で、年間に1万人以上が亡くなっているのです。
このこわい腰痛とは、どんなものなんでしょうか。
死に至る危険な腰痛とは
ためしてガッテン参照
普通の腰痛は「腰の筋肉」や「腰椎」が主な原因です。
死に至る危険な腰痛とは、大動脈が原因の腰痛でなのです。
この危険な腰痛には以下のような、2種類のタイプがあります。
①大動脈にできたこぶが大きくなる「腹部大動脈瘤」
大動脈にこぶができるのが原因です。
症状:こぶが小さいうちは、ほとんど痛みがありません。
「破裂寸前」で炎症を伴うようになると痛みが現れてきます。
慢性的に腰に痛みがある。
市販のシップ薬で痛みが和らぐ。
注意:横になっても痛みが取れない。
②大動脈の内側がはがれる「大動脈解離」
大動脈の内側の膜がはがれる病気です。
腰痛のほか、背中や胸の痛みも現れます。
症状:突然に激しい痛みにおそわれます。
ぎっくり腰と思っているのに、痛みが治まらない。
胸や背中も痛い。
痛む場所が移動する。
注意:どんな姿勢でも、痛みが治まらない。
とんでもない腰痛を見分ける、魔法の言葉とは
ある腰痛の専門医が、診察の際必ず尋ねることがあると言います。
それは、「横になっていても、痛みますか」の言葉です。
これが、ふつうの腰痛と、とんでもない腰痛を見分けるポイントになります。
安静にしても、痛みが持続したり、時間とともに痛みが強くなったりする
場合は大動脈が原因の腰痛の可能性があります。
また、大動脈の異変で起こる腰痛以外にも、危険な腰痛があります。
たとえば、膵炎(すじえん)、がん、尿路結石、椎体骨折(ついたいこっせつ)
などが腰痛の原因になります。
これらも、安静にしていても痛みが出ることが多いです。
自己判断したり、我慢したりせずに、病院で診察を受けることが大事です。
加齢に伴って神経や血管が圧迫される腰痛もあります
腰部脊柱菅狭さく症というしびれを伴う腰痛があります。
この、腰痛は姿勢を良くしたり、腰を反らすと、脊柱菅の圧迫が強まります。
腰部脊柱菅狭さく症の場合は、前傾姿勢になると神経の圧迫が弱まり、
痛みが改善されます。
シップ薬には冷シップと温シップがあります
冷シップ:急性の痛みには冷シップを使います。
ぎっくり腰など、急性の痛みの場合には、腫れや炎症を抑えるために使います。
冷たく感じるのは、メントールやカンフル、ハッカ油が使われているからです。
実際に、皮膚の温度を下げる効果があります。
温シップ:慢性的な痛みには温シップを使います。
温シップは主に血行を良くするのが目的です。
慢性的な腰痛があり、温かいお風呂につかると腰の痛みが、楽になる場合には、
慢的な腰痛ですので、温シップを使います。
まとめ
腰痛は二足歩行をする人間には、宿命なのではないでしょうか。
どうしても、動作をすると腰に負担がかかってきます。
そして、年とともに筋肉や骨が弱くなり、ますます腰痛を起こします。
ふだんから腰痛になりにくいよう、生活改善を図るしかありませんね。
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