第二の脳といわれる腸の働きが、ダイエットや美肌にも影響をあたえる

病気

腸が美と健康に大切であることは何となく知っていても、それを意識して生活している人は少ないと思います。

腸は便を排せつするだけが働きではありません。

腸は消化器官としての役割に加えて、全身のさまざまなアンチエイジングのカギを握っている重要な臓器で、加えて脳の働きと関係していることも、わかってきています。

そして、美容や健康にも深く関係しています。

最近、腸の働きがダイエットや美肌に効果があるということで、女性の間では注目されています。

健康も美容もすべて腸次第ということですね。

第二の脳といわれる腸の働き

脳にも匹敵する機能が備わっているとされる腸です。

近年、腸のすごい働きが解明されてきています。

腸は、美容と健康に大きく関係しているのです。

意外と思われるかもしれませんが、腸は単なる消化器官ではなく、第二の脳ともいわれています。

人が誕生するとき、まず最初に作られるのは脳ではなく、腸です。

第二の脳といわれる大きな理由はそこにあるのです。

腸にはさまざまな、情報を受け取る神経細胞がはりめぐさられおり唯一、脳から独立して、働くことができる臓器なのです。

腸は、消化や吸収を担う小腸と、便を作る大腸からなっています。

小腸には細菌やウィルスから身体を守る免疫機能が備わっていますが、大腸は仕組みが複雑ではないため重要視されてきませんでした。

近年になって、ようやく大腸の働きが健康に大きな影響を及ぼしていることがわかってきました。

美容と健康のためには腸内細菌の影響が大きい

女性のがんの死因の1位は大腸がんでということです。

大腸がんのほかにも、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群など、大腸は、人間の身体のなかでとりわけ病気が多い臓器なのです。

それは、腸内細菌が大腸に影響を与えているからなのです。

しかも糖尿病、乳がんといった病気にも、大腸の腸内細菌が関係しているともいわれています。

健康のかぎを握っているのは、1000兆個以上あるといわれる腸内細菌です。

それは、肌や体型にも関係しています。

便秘で肌荒れになるのは、腸内細菌の、有害菌(悪玉菌)が増えているからです。

それによって発生した有害物質が肌に影響を与えているからなのです。

肥満は腸内細菌の種類に要因があるといわれています。

腸内細菌は悪影響ばかりだと思われますが、腸内細菌性にはビフィズス菌に代表されるような有用菌(善玉菌)も存在します。

美肌作りに欠かせない栄養素を作りだしています。

腸内フローラ

ヒトの腸内細菌は約3万種類で、100兆個以上が長さ約10mの腸内に生息しています。

とくに回腸から大腸にかけては、これら多種多様な腸内細菌が種類ごとに、まとまりをつくってびっしりと腸内に壁面を作って生息している。

この様相を植物が種類ごとに集団をつくって群れているお花畑のように見えることから、腸内フローラと呼ばれています。

フローラは「花畑」を意味します。

腸内細菌の種類

有用菌、有害菌、日和見菌があります。

有用菌(善玉菌)

●消化吸収を助け、有害菌の侵入や増殖を防ぎ、健康維持や老化防止などへの影響のある菌です。

●代表的なものは、ビフィズス菌・乳酸桿菌・フェーカリス菌・アシドフィルス菌など。

有害菌(悪玉菌

●腸内の中を腐らせたりして、体に悪い影響を及ぼし、病気の引き金となったり老化を促進するなど健康を阻害します。

●代表的なものは細菌はブドウ球菌・大腸菌・ウェルシュ菌・ベーヨネラクロストリジウムなど。

日和見菌

●有用菌とも有害菌ともいえず、健康なときはおとなしくしていますが、体調が崩れたとき悪い働きをする菌です。

●代表的なものは大腸菌・バクテロイデス・連鎖球菌

美容と健康維持のために有用菌(善玉菌)を増やす

●ヨーグルトや乳酸菌などの「ビフィズス菌」が入った乳酸菌飲料を直接摂取することで、腸内細菌が増加する。

●味噌や納豆などの発酵食品を食べる。

●オリゴ糖、食物繊維が含まれているゴボウ、大根、レンコンなどの野菜・果物・豆類などを食べる。

まとめ

腸内細菌は健康維持や美容に大きくかかわっています。

そのためには、日ごろから腸とって良い食品とは何かを考えて、もっと関心をもつことが大切です。

そして、真のアンチエイジングのためには、まずは腸内をケアすることから見直さなければいけないですね。

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