子宮筋腫は症状がなければ大丈夫なタイプと手術が必要なタイプがある

病気

子宮筋腫は女性にとっては、すごく身近な病気だと思います。

女性にだけ出来る特有な病気ですが、男性でも良く知っている女性の病気の一つではないでしょうか!

それだけ、女性に多い病気ということだと言えるんでしょうね。

成人女性の5人に1人がかかるといわれています。

ただし、病名は良く知ってはいても、原因や症状については、多くの誤解や思い違いをされている人も多いみたいですね。

ある調査によると、「どんな病気か知っている人は約60%」で、何となく知っている人を合わせると全体の約90%以上になるようです。

子宮筋腫はすぐに治療が必要だと思われているようですが、実際は子宮筋腫がすぐに治療が必要だとは限らないことを理解している人は以外と少ないようです。

子宮筋腫は知っているようで知らない病気のひとつなのかも知れませんね。

子宮筋腫は手術が必要なのでしょうか?

それでは、症状ががなければ大丈夫なタイプは?

手術は必要なタイプは?

について調べてみました。

子宮筋腫は手術が必要なのでしょうか?

子宮筋腫が、大きくても、数が多くても経過次第でよい子宮筋腫もあるそうです。

子宮筋腫という病気へのイメージは人により大きな差があります。

よく知られている病気でありながら、なぜ、そのような違いが生じるのでしょうか?

そこで、子宮筋腫の実態を知るために30~40歳代の女性15人の検査をしたものがあります。

検査結果、15人中5人に筋腫が見つかりました。

その内の1人には野球のボール大の大きさから、ビー玉くらいまでの大小5個もの筋腫が見つかったそうです。

ところが、診察した医者は、すぐに治療する必要はなく経過を見ていくだけで良いと言います。

なぜなんでしよう?

同じ子宮筋腫を「要治療」と「経過観察」に分けるものは何なのだろう?

女性の生理の周期に合わせ、子宮はこまやかに動きを変えるます。

治療が必要な筋腫とそうでないものに分かれる大きな理由は、子宮という臓器の仕組みにあるようですね。

たとえば、MRIで撮影した画像を観察すると、子宮が動いている時と動いてない時があることがわかるそうです。

実は、生理の周期に応じて、子宮は動きを変えているのです。

子宮内に卵子があり妊娠しやすい時期は入り口から奥へと波打つように動きます。

この動きは受精を助けるためと考えられています。

次にほとんど動かない時期がある。

これは受精した卵子が着床しやすいようにしていると考えられます。

そして、生理が来ると、奥から入り口へと動き、不要になったものを排出しようとする。

もし、子宮筋腫がこの動きをじゃまするような位置にあると、激しい痛みや大量出血などにつながる場合が出てくるので注意が必要になります。

子宮筋腫はできる場所により、大きく3つに分けられます。

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症状ががなければ大丈夫なタイプ

はとんどが良性なタイプは、横こぶ型(筋層内筋腫)と外こぶ型(しょう幕下筋腫)です。

このタイプは、閉経後は小さくなっていきます。

ただ、あまり大きくなると、ほかの臓器に影響を与えたり子宮の出口を開きにくくすることもありますので、定期的に検査を受けることがいいでしょう。

ほとんどは子宮の動きをじゃますることがなく、自覚症状がない人が多いようです。

この2つのタイプで子宮筋腫の8割を占めているそうです。

手術が必要になるタイプ

手術が必要になるタイプは内こぶ型(粘膜下筋腫)です。

このタイプは、子宮の動きをじゃまするので、要注意ですね。

小さくても、たった一つでも子宮の動きに影響を与えることがあります。

症状が重くなりやすいので、手術が必要になる場合があるようです。

内こぶ型(粘膜下筋腫)の多くはつらい症状をもたらします。

痛み、出血のほか、筋腫を排出しようとするように子宮が動くことで不妊の原因となっている場合もあるそうです。

どのタイプかを症状だけで自己判断するのは難しいので、月経痛、出血が多いなどの心配があれば、婦人科の診察を受けるようにした方が、いいですね。

まとめ

今は、診断も手術も技術が進み、治療は驚くほど楽になっているようですね。

月経痛、出血が多いなどの心配があれば、早く診察を受けるようにしましょうね。

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