血管を若返えらせることで寿命をのばせる!その方法とは?

健康

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人間だけでなく、どんな生き物でも血管が老化することは、いろんな病気につながってきます。

少しでも病気を防ぎ健康でいるためには、できるだけ血管を若返らせることが大切になります。

それでは血管を若返らせるには、どうすれば良いのでしょうか?

それには「血管のメンテナンス」が決め手になります。

血管の老化は加齢が原因だけではありません。

血管若返りのポイントとしては食生活の見直し、適度な運動、、タバコをやめてアルコールを控える、若返り呼吸法をはじめるなどです。

まずは、血管と心臓の密接なつながりについてです。

血管と心臓の密接なつながり

人体はじつに精妙につくられています。

なかでも「循環器系」といわれる心臓や肺と血管の構造は驚くほどで、この循環器系に故障が生じたら生命がおびやかされます。

とくに心臓は一年中休みなく働いており、この働きがストップしたら、たちまち死につながります。

そして困ったことに心臓を鍛えることはできないのです。

しかし、心臓に負担をかけない生活を工夫すれば、心臓は快調な働きを約束してくれます。

その負担をかけない工夫こそ血管にあるのです。

血管の総延長は9~10万キロメートル(地球の役2周半)に達します。

その血管をつくる細胞は30代をピークに老化が始まります。

そして、さまざまな障害をまねきます。

心臓に直結した大動脈は毛細血管をとおして体のすみずみまで血液を送り、体内の不純物を血液にのせ、大動脈を通して運びだしますが、この働きも毛細血管によるものです。

これら血管細胞は加齢にしたがって老化しますが、その原因は血液に含まれ、生命維持に不可欠な酸素が酸化現象をおこして発生したフリーラジカルという有害物質の発生によるといわれています。

長年使用した水道管が腐食したり亀裂したりして漏水をおこすことに似ています。

血管の老化が引き起こす重大な症状とは?

血管の老化によって引き起こされる重大な症状に動脈硬化症があります。

動脈硬化症は動脈の血管(内腔)が狭くなって本来の弾力性が失われ、心臓や脳、腎臓などの血管が破裂したり、詰まったりして重大な症状を引き起こします。

動脈硬化症は症状を起こす部位によって以下のように分けられます。
脳動脈硬化症・・・脳梗塞・脳出血・くも膜下出血
冠動脈硬化症・・・狭心症・心筋梗塞
大動脈硬化症・・・大動脈瘤
腎動脈硬化症・・・尿毒症
末梢動脈硬化症・・・間欠性跛行

動脈硬化の原因ははっきりわかっていませんが、前述のフリーラジカルをもたらすものとして遺伝素因、加齢、生活習慣病(脂質異常症/高血圧/糖尿病/肥満)、運動不足、喫煙、ストレスなどが考えられています。

血管を若返らせる方法は?

抗加齢学がすすめる血液と血管に良い食材をとることです。

抗加齢学ではなるべく病院へ行かないための日常生活を提唱しています。

そのためには食事と運動に気をつけることは基本ですが、とくに血管を若返らせる方法としても、それはもっとも重要です。

50歳をすぎての高カロリー食品や高タンパク食品、塩分などの摂りすぎは、血液中に含まれる脂質が過剰または不足した状態をもたらす脂質異常症(高脂血症)や高血圧症などの生活習慣病に直結して血管の老化を早めます。

[野 菜] 緑黄色野菜(かぼちゃ、ピーマン、にんじん、ブロッコリー、トマトなど)は、血管の老化を早める活性酸素に対抗して、細胞の酸化を防ぐビタミンA、C、Eが豊富です。

これらの野菜をまんべんなく摂るようにする。

[豆 類] 豆類(とくに大豆)にふくまれるイソフラボンは動脈硬化の予防に効果があります。

大豆を原料とする食品(納豆や豆腐など)、ピーナッツ、枝豆、小豆、アーモンドは効果満点です。

[魚介類] イワシ、サバ、アジ、サンマなどの青魚にふくまれる不飽和脂肪酸(DHA)は高脂血症を改善し、心筋梗塞のリスクを下げてくれます。

他にDHAを含むものにサケやマグロ、赤貝などがあります。

イワシやサンマなら1日1尾、切り身なら1切が適量です。

[果 物]ビタミンやミネラルをふくんだ果物には抗酸化効果があります。

季節に応じた果物をジュースにミックスして摂るのが効果的です。

ただし果物には糖分が多くふくまれているので、1日コップ1杯が理想的です。

[オリーブオイル]血管が酸化しにくく血液中の悪玉コレステロールを抑える働きがあります。

アルコールなら赤ワインがおすすめです。

赤ワインにふくまれるポリフェノールは、体内の毒素の原因となる活性酸素を抑え、「長寿遺伝子」こと「サーチュイン遺伝子」を活性化する働きを持つことが動物実験などで実証されています。

グラス1~2杯を1日おきに飲むのが理想的です。

日本酒の場合は1日1合、ビールは1本程度が目安になります。

この程度のアルコールであれば飲まない人より動脈硬化防止につながるといわれています。

適度な、持続できる運動を継続する

生活習慣病の予防対策には血管の老化防止に運動は欠かせません。

とくに肥満は大敵です。

食生活の見直しとともに適度で持続的な運動をすることも大切です。

ジョギングよりウオーキングが最適です。

過度な運動、激しい運動は活性酸素を過剰に発生させる場合があるので、1日30分から1時間のウオーキングが理想的です(毎日が無理なら週3~4回)。

出かけるのが億劫なときや雨などの場合は場所をとらず室内でできるウオーキング用の器具などを活用する。

軽めのダンベルを振りながら行うとさらに効果がでます。

通勤時の行き帰りのどちらかで、ひと駅前から歩く、電車では立つこと心がける。

駅や仕事場ではなるべく歩く、など日常生活で運動不足を解消するようにする。

[効果的なウオーキング]ただ歩くだけのウオーキングより「早歩き」と「ゆっくり歩き」を3分程度交互に行うのが効果的といわれています。

呼吸が血液の流れをよくしてくれます。

加齢とともに血流にとって大事な心肺機能が弱くなります。

この機能を保持するために、心臓や肺をカバーしている肋骨のもっとも繊細な箇所がくっかないよう、大きな呼吸をして予防します。

まとめ

体の中でも一番大事なものが血管ですね。

それには適度な運動と良い食材を摂ることが大切です。

継続は力なりですね。

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