合羽の由来と何で広まるようになったの

物のしくみ
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雨が降ると傘を差すことがほとんどだと思います。

雨の日に、自転車やバイクに乗るとき以外は、「雨合羽」を使うことは、ほとんどないと思いますが、

重宝しますよね。

さて、合羽・雨合羽の歴史は?

テレビの時代劇では、時々、蓑(みの)をかぶっている人を見ますよね。

合羽が伝わるまでは、一般的な雨具は蓑だったっそうです。

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合羽が広まったのは?

安土桃山時代から江戸時代へ移ると合羽は上流武士、有力な商人、町人、文化人などに防寒・雪よけ・雨よけの道中着

として広まっていきました。

●江戸時代中期になると武家や商人の道中着として「半合羽」が広まります。

●一般の町人には和紙に桐油や柿渋を引いた「紙合羽」が広まります。

●木綿地に渋紙を中入れした「廻し合羽」も旅人などに重用されます。

当時の浮世絵には「廻し合羽」が描かれています。

江戸後期には、より大衆化し、羊毛を使ったものまで、でてきます。

しかし、明治時代になると「洋装コート」が広まり、合羽は次第に姿を消していったそうです。

[カッパの語源と由来]

カッパは、ポルトガル語「capa]からの外来語で、漢字の「合羽」、「雨合羽」は、江戸時代から使われ始めた当て字。

16世紀頃、日本に来航したポルトガル人によって、ラシャ製の「capa」が伝えられ、外衣として珍重されて

いました。

カッパは厚手で防水性もあるため、雨具としても使われるようになったそうです。

明治以降には、防寒具として用いるものが「マント」で、雨具として用いるものを「カッパ」と呼ぶようになった

そうです。

この「capa」という単語は、元来のポルトガル語としての意味は荷物をおおう桐油紙(とうゆがみ)という水を

はじく油をぬった和紙のことで、この桐油紙(とうゆがみ)を利用して合羽が作られていました。

雨合羽の合羽の漢字がなぜ使われたのかは、着たときに両翼を合わせた鳥に似ていることから「合羽」という

漢字が使われるようになったそうです。

(語源由来辞典より参照)
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