自分の肉体をいつまでも若々しくしていたいって思う気持ちは誰でも持っていると思います。
年とともに筋肉が衰えてくるのは仕方がないことだとは思いますね。
これは加齢性筋萎縮症といい、何もしていなければ40代から減りはじめます。
筋肉は80歳でおよそ半分になってしまいます。
筋肉が少なくなると体を支える筋肉が弱くなり、つまずいたときに転倒しやすくなります。
ウォーキングなどの強度の低い運動では筋肉を強くするのは難しいです。
ですので、筋力トレーニングが中高年には大切になります。
それでは、簡単に少しでも筋肉の衰えを防ぐことが出来る筋トレはないのでしょうか!
筋肉が太く成長する仕組みは?軽い負荷でも、しっかり筋肉を育てることが出来るスロートレーニングとは?
筋肉が太く成長する仕組みは?
継続して筋肉に力を出させることで、成長ホルモンが分泌する!
一般的な筋トレのように、筋肉に重い負荷をかける激しい運動をすると、筋肉内に乳酸が生成されます。
乳酸が生成されると、筋肉がはれて脳が成長ホルモンを分泌します。
これがきっかけで、脳に信号が送られ成長ホルモンを分泌するスィッチがオンになり、成長ホルモンが届けられ、筋肉が太く成長します。
成長ホルモンは、いわばセルフメイドの筋肉増強剤の一種なのです。
ただし成長期を過ぎ、何もしなければ成長ホルモンが分泌される量はどんどん減っていきます。
この魅力的な「成長ホルモン」は筋トレのような強い運動をしなければ作ることはできないのでしょうか?
スロートレーニングは軽い負荷でも、しっかり筋肉を育てることができる
筋肉を増やすのに必要な一般の筋トレは、中高年にとっては、とてもきついトレーニングだと思います。
強い負荷は血圧を上昇させたり、関節などに負担をかけたりと心配も多くなりますよね。
それでは、成長ホルモンも筋肉も少なくなった中高年はあきらめるしかないのでしょうか?
そこへ登場したのが「スロートレーニング」という方法なのです。
「スロー」は英語のスローで、「ゆっくり」行う軽い負荷のトレーニングのことです。
スロートレーニングによって、重い負荷をかける運動に匹敵するほどの、筋肉の増加という結果が得ることが出来るようです。
もちろん成長ホルモンを調べた結果です。
通常の軽い負荷の運動では、ほとんど分泌されなかった成長ホルモンがスロートレーニングを行うと分泌されるのです。
継続して筋肉に力を出させ、成長ホルモンを分泌させる
スクワットを通常通りとゆっくり行ったときの筋肉の力の出し方の違いを筋電図という装置で調べたデータがあります。
通常のスクワットでは継続的に力が出ているのに対して、ゆっくり行ったときは筋肉が力を出し続けています。
スロートレーニングが効果を発揮する秘密はここにあるようです。
筋肉が力を出すと内部の血管が圧迫され、血行が悪くなります。
ゆっくりスクワットを行うと、この状態が続くため、筋肉に酸素が不足し無酸素運動に似た状態になります。
そのため乳酸が生成され、きつい筋トレを行ったときと同じように、脳に信号が届き成長ホルモンが分泌されるという仕組みなのです。
その結果、軽い負荷でもスローで行った運動なら、筋肉を太く成長させることができるのです。
このスロートレーニングなら、中高年でも体を痛めることもなく、筋トレを行うことができますよね。
まとめ
年をとっても、健康を維持するためには、筋トレは必要です。
無理なくできる、スロートレーニングで筋トレをしましょう。
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