もりもりです。
大人になっても同じ気持ちですが、特に子どものころは、注射のときは針に刺されるときの痛みが頭によぎり怖くて心臓が、ドキドキした経験を持っている人って結構多いと思います。
それは、注射針の痛さが、ずっと記憶に残っているからなんです。
大人でも注射のときの針が刺さりチクッとする痛みは嫌ですからね。
大人になると、病気のとき以外にも検査などで針を刺されることが多いですからね。
でも、恥ずかしく、痛いとも言えませんしね!
やせ我慢です。
しかし、このチクッとした痛みから解放されるのも、そう遠くないかも知れません。
そうです!
痛くない注射針が開発されたからなんです。
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蚊がヒントになった注射針
なんと、痛くない注射針のヒントになったのは蚊なんですね!
夏になると、刺されるとすごくかゆくてかゆくて、いらいらしてしまう、嫌な蚊なんです。
しかし、以外にもこの嫌な蚊がヒントになるとは考えられませんよね。
でも、よく考えると蚊も注射針のように針を刺すのに、刺した痛みは、それほど感じませんよね。
まあ、蚊の針は細いので痛さが感じにくいのかも知れませんけどね!
それに、何か痛みを感じさせない特殊な液体なんかを出しているのかもしれないですしね。
しかし、蚊の針の刺し方ですが、そう単純なものではないようです。
蚊は目標物に着地すると、針を突き立てます。
蚊の針を拡大すると?
直径50~60㎛ほどの蚊の針を拡大すると、1本ではなくて、3本も針があることがわかりますよね。
この針は液を注入する針と2本のノコギリ状の針の計3本からなります。
まず、左右の2本の「小顎(こあご)」が真ん中の血を吸い上げる管である「上唇(じょうしん)」を包んでいるのです。
小顎はとがっているうえに、のこぎり状のギザギザがついています。
2本の小顎をすごい速さで、1秒間に30回程度、ドリルのように交代に突き立てているのです。
そして、小顎を刺した後に上唇を伸ばして血液を吸い上げるのです。
蚊の3本の針を使った特殊な刺し方をまねて、針に応用することで痛さをやわらげることは可能ですが、なかなか難しいです。
しかし、針を細くすることはできますよね。
蚊の針を注射針に応用
そこで、医療メーカーは針の細さを競ってしのぎを削っていて、現在は直径が0.18mmの注射針もあります。
また、世界初の植物性樹脂でできた注射針「ピンニックスライト」は蚊の針を参考にして、先頭部分をギザギザさせることで、痛みを軽減することに成功しているそうです。
すごい技術ですね。
ミクロの世界です。
まとめ
しかし、生き物って、すごく不思議だと思いますよね。
それぞれが、生きていくための道具のような物を身に着けているのですからね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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