もりもりです。
グルタミンは腸管の免疫力を高めるために最も必要な栄養素の一つです。
グルタミンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種になります。
白血球の一部であるリンパ球などの餌となり、免疫力を高めてくれる栄養素です。
しかし、グルタミンは熱に弱くて、40度以上で熱すると力が落ちてしまうのです。
そのため、生で食べるようにしなければならないのです。
私たちの身近にある食品では、「生魚・生肉・生卵・発芽大麦」などに多く含まれています。
かつては、「体内で合成できる非必須アミノ酸」、
つまり、体内にあるものの合成で必要量をまかなえ、
食事からの摂取が必ずしも必要でないと考えられていたようです。
しかし、
最近「ある種の条件下では必須となるアミノ酸」であることが
解明されてきています。
なぜ、グルタミンが必須アミノ酸なのか?
そして、グルタミンの働きと、
免疫力を高める効果について調べてみました。
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なぜ必須アミノ酸なの?
ヒトは健康であれば、
体の中にあるほかのアミノ酸や筋肉などのたんぱく質を使い
必要な量のグルタミンを合成することが出来るようになっています。
グルタミンは本来、体内に豊富に貯蔵されているのですが、
風邪インフルエンザなどによる発熱、病気やケガ、ダイエット、
過度な運動などのさまざまな理由で欠乏しがちになってしまいます。
さらにこのような状態が続けば、
体が筋肉をくずしてまで、グルタミンを作ろうとするので、
健康維持のために大切な筋肉までもが壊滅するリスクがあります。
そのため、「ある種の条件下では必須となるアミノ酸」とされるのです。
グルタミンの働き
グルタミンの主な働きは5つあります。
①小腸粘膜の最大のエネルギー源となる
②大腸粘膜で2番目に重要なエネルギー源になる
③リンパ球などの免疫細胞の発育と増殖を促して、免疫力を高める
④抗うつ作用がある
⑤傷口が治るのを促進する作用がある
とくに、①②③の働きは重要な働きになります。
小腸は全身のリンパ球の約60%以上が集中しています。
そして、人体の最大の免疫器官である腸を動かす栄養分となるのが
グルタミンなのです。
ですので、
グルタミンが不足してしまうと免疫力も低下してしまうのです。
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グルタミンが腸の免疫力を高める
小腸の最大のエネルギー源になるのが、グルタミンですね。
食事から摂取したグルタミンは、小腸で吸収されます。
そして、免疫機能が集中する小腸粘膜でエネルギー源として使われます。
たとえば、断食を長期間行うと小腸の粘膜上皮が萎縮し、
絨毛(じゅうもう)の高さが短くなります。
それにつれて、腸関連リンパ組織のバリア機能が衰え、
全身の免疫力が低下します。
これは断食により、
小腸粘膜のエネルギー源となるグルタミンが断たれてしまうからです。
すると、病気になりやすい体になってしまうのです。
グルタミンを上手に摂取するには
良質なたんぱく質を含む食品を意識してとるように
心がけることが大切です。
グルタミンを多く含む主な食品は、
生魚・生肉・生卵・発芽大麦などです。
グルタミンは40℃以上の熱に弱いので、
生または生に近い状態でとるようにしなければなりません。
●生卵:さしみ、たたき、などで食べるのが良いです。
●生肉:表面に水を通して、中をレアに仕上げた料理方法で食べる。
●生卵:ご飯を少し冷ました状態で卵かけご飯をする。
●発芽大麦:グルタミンを摂取するのに注目の食品です。
ご飯にまぜて炊くと美味しく食べれます。
まとめ
食事で腸管の免疫力を高める もご覧ください
グルタミンは腸の免疫機能を高める最強の栄養ですので、
かならず摂取するのが大切ですね。
健康を維持するには、腸の免疫力が低下しないように
気をつけることが必要になります。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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