もりもりです。
脂肪と聞くと、体に悪いものと思っている人は多いと思います。
なぜか?
脂肪をとり過ぎると、
肥満やメタボリックシンドローム、高コレステロールや
糖尿病などの生活習慣病につながるイメージがあるからですよね。
しかし、
脂肪にはさまざま種類があります。
体に良いものもあれば、悪いものもあります。
脂肪の種類には、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、
トランス型脂肪酸に大きく分けられます。
オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸に属します。
オレイン酸はLDLコレステロールを減らし、
善玉のHDLコレステロールを増やしてくれます。
さらに、腸を健康にしてくれます。
オレイン酸にはどのような働きがあるのでしょう?
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オレイン酸が生活習慣病を予防してくれる
オレイン酸は、「オリーブ油、キャノーラ油、
マカダミアナッツ、アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類、
豚肉、鶏肉、牛肉などの肉類、枝豆やピーマン、とうもろこし、
油揚げや高野豆腐などの大豆類」など、
非常に多くの食品に含まれています。
とくに、オレイン酸を多く含むオリーブ油を多くとる地中海地域では
大腸ガンや心臓病の発病が少ないといわれています。
オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では最も酸化されにくく、
ヒトの体内では活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくりにくいため、
動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防・改善されます。
さらに、乳がん、潰瘍(かいよう)性大腸炎やクローン病などの
腸の病気の発生率も低いようです。
オレイン酸は大腸に届き、排便を促す刺激を与えてくれる
オリーブ油を多用する地中海型食生活が、
腸の病気や心臓病の抑制に働くことは、
1960年代にアルセン・キース博士が行った研究が発端です。
その後、
地中海地域の食生活と病気の発症の関係や、
20世紀末にスペインのマヨルカ島で行われた疫学調査で調査研究が行われ、
オリーブ油やアブラナ科の野菜
(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど)が
病気の予防に関わっている可能性もわかりました。
オリーブ油中のオレイン酸の割合は、
76.5%にものぼります。
すでに述べたように、
血液中のコレステロールをを調整する効果が知られていますが、
オレイン酸は腸でも活躍してくれます。
そのひとつは便秘解消効果です。
オリーブ油を一度に多めにとると
(大さじ1杯くらい)小腸では吸収されにくくなり、
オレイン酸の成分が腸へ届き刺激します。
すると、
せんどう運動が促され排便がスムーズになるのです。
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エクストラヴァージンのオリーブ油でとろう
オレイン酸をエクストラヴァージン・オリーブ油からとるようにすると
オリーブ油のほかの成分との相乗効果も期待できます。
おもなものは、
ビタミンEやポリフェノールなどによる抗酸化作用で、
体内で発生して害を与える活性酸素を攻撃して無害化し、
老化を遅らせたり、さまざまな病気を予防したりします。
「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEには、美肌効果もあります。
このように、
エクストラヴァージン・オリーブ油の効能は多種多彩です。
脂肪を制限しなくていい脂肪を適量とる
ダイエットのために脂肪を制限した食事をとる人もいますが、
それはむしろ逆効果で、体にいい脂肪酸を適量とるほうがいいのです。
排便が促されて、腸の老廃物を出すことで代謝もアップし、
さらに、病気予防の効果も高まります。
なお、
オリーブ油の品質はさまざまです。
オレイン酸と抗酸化成分のより高い効果を得るためには、
精製されていないエクストラヴァージン・タイプがおすすめですね。
ただし、
いくら体によいとはいえ、
脂肪は1g=9㎉とカロリーが高いので
とりすぎると肥満につながるので注意が必要になります。
バランスを考えて上手に摂るようにしましょう。
高いので、バランスを考えて上手に摂るようにしましょう.
まとめ
食事で腸管の免疫力を高める もご覧ください
脂肪を制限するのではなく、
いい脂肪をとるようにした方が、
体に良いということです。
オレイン酸の働きは腸にはすごく大切なんですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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