アルツハイマー型認知症は加齢とともにリスクが高まると考えられています。
軽度の認知障害は65歳以上の10人に約1人は軽い記憶障害があるそうです。
それをふせいでくれる働きをしてくれる物体があるというのです。
それはいったいどんな物体なのでしょうか?
アルツハイマー病の原因は脳が萎縮して、アミノロイドβという物質がたまることが原因なのです。
脳にたまる老廃物を分解してくれる物体はなに?
認知症にはさまざま種類があります。
そのうちの一つは、患者数が最も多半数以上を占めるアルツハイマー型認知症です。
発症のメカニズムはまだ、はっきりとは分かってはいませんが、「アミノロイドβ」という物質と関連があるのではと考えられています。
そこで、発症した人の脳を調べてみると、脳が萎縮するとともに、「アミノロイドβ」がたくさんたまっているそうです。
アミノロイドβは脳で作り出される老廃物の一種で、数十年かけて脳にたまるんだそうです。
脳にたまる老廃物は減らすことはできない
誰の脳でも作られていて、一度たまると減らすことはできないそうです。
しかし、通常は、脳にたまる前に酵素の働きによって分解されます。
その働きをするのがインスリン分解酵素なのです。
インスリン分解酵素が正常に活躍するとアミノロイドβが脳にたまりにくくなるのです。
しかし、食事によって体内に、ある物質が増えると、インスリン分解酵素が活躍できなくなるのです。
(ためしてガッテン参照)
ある実験の結果があります。
3つのグループに和洋中の食事をそれぞれとってもらい血液検査を行った実験があります。
結果はどうなったのでしょうか?
和食をとったグループだけ、糖を処理するホルモン「インスリン」が、圧倒的に増えています。
これは、和食が悪いのではなくてメニューにトリックがあったのです。
実はわざと、おすしとうどんという、ダブル炭水化物で、インスリンの高騰を招くようにしてあったのです。
この状態だと、インスリン分解酵素が活躍できなくなるからです。
2型糖尿病があると、アルツハイマー病のリスクが2倍になる
インスリン分解酵素は名前のとおり、インスリンの分解が本業です。
慢性的にインスリンが多いと、副業のアミノロイドβの分解まで手が回らなくなってしまいます。
慢性的にインスリンが多くなりやすいのは、2型糖尿病と糖尿病予備軍の人が代表的です。
膵臓が元気な人は、血糖値が高い分だけ、インスリンも多く分泌されます。
血糖値が血管にダメージを与えるだけでなく、高インスリン状態が脳細胞に、悪影響を与え、認知症のリスクを高めます。
実際、2型糖尿病の人のアルツハイマー病のリスクは、そうでない人に比べて、2倍になることが分かっています。
中年太りを防ぐことが、アルツハイマー病の予防につながる
慢性的にインスリンが高いという人は、糖尿病や肥満を防ぐような食生活を心がける必要があります。
アミロイドβは、早い人では、40代からたまりはじめます。
中年太りの予防や改善のためには、ふだんから血糖値を下げる食生活を心がけましょう。
まとめ
アルツハイマー病の進行を止める薬は開発をされてきていますが、ならない努力も必要だとは思います。
たしかに、毎日好きなものを食べて過ごしたいですよね。
しかし、病気にはなりたくないと思いますよね。
そのためには、リスクはを減らす努力は必要ではないかと思います。
コメント