東洋医学には、古くからある考え方に「陰陽論」というものがあります。
人間の性質には「陰」と「陽」があるということです。
「陰」は冷たい・暗い・弱い性質です。
「陽」は温かい・明るい・強い性質です
すべての食べるも物にも「陰」と「腸」があるとされています。
それでは毎日、健康な生活を送るためにはどうすれば良いのでしょうか?
陰と陽のバランスのとれた食事を心がける
ようするに、陰と陽のバランスが崩れて、陰と陽のどちらかに偏りすぎから起こるのが、体の不調なのです。
東洋医学では、陰と陽のバランスが崩れると、病気になるといわれています。
人間の体質も食べ物と同じように大きく「陰性」と「陽性」の2つに分けられます。
もし、「陰性」の体質の人が「陰性」の食べ物やとれば陰性によりいっそう偏ってしまいます。
反対に「陽性」の体質の人が「陽性」の食べ物をとればより陽性に偏ってしまいます。
これが体の不調の原因になるのです。
食事の本来の目的は、偏ったバランスを正常に戻すことにもあるのです。
より「間性」の体質に近づけることことが大事なのです。
簡単にいえば、自分の体質とは「逆」の食べ物をとることが大切なのです。
体が求めている物を食べる
陽性に偏りすぎると、高血圧や脳梗塞、心筋梗塞、大腸がん、肺がんなどにかかりやすくなります。
しかし、体は自己の働きにより自分の体に必要な食べ物を欲求するようになるのです。
暑がりに人はビールや生野菜など体が冷えるものをとりたがるようになります。
寒がりの人はしょっぱい食べ物や温かい飲み物をとりたがります。
それは今、自分自身の体が必要な物を求めている本能からきているのです。
体を温める陽性食品
●野菜
ごぼう、れんこん、やまいも、にんじん、タマネギ、長ねぎ、にら、かぶ、大根、しょうが、にんにく、青じそ、らっきょう、パセリ、とうがらし
●魚介類
さけ、あじ、いわし、さば、さんま、かつお、たら、ぶり、たい、かれい、ひらめ、うなぎ、あなご、かに、えび、いか、たこ、うに、かき、さざえ、あさり、しじみ、明太子、塩辛、海藻類、
●肉・たまご
牛肉、鶏肉、豚肉、羊肉、たまご、
●穀物・その他・加工品
そば、梅干し、漬け物、納豆、黒ごま、チーズ
●調味料、飲み物
塩、しゅうゆ、みそ、赤ワイン、日本酒、紅茶
体を温めも冷やしもしない間性食品
●野菜
かぼちゃ、さつまいも、さといも、じゃがいも、キャベツ、小松菜、ほうれん草、トウモロコシ、さやいんげん、そら豆、わさび、青じそ
●果物・種実
いちご、いちじく、ぶどう、ブルーベリー、りんご、プルーン、さくらんぼ、すもも(プラム)、栗、ぎんなん、くるみ、ピーナッツ、アーモンド
●穀物・その他・加工品
全粒粉パン(黒パン)、玄米、小豆、大豆、白ごま、黒糖(黒砂糖)、はちみつ、ヨーグルト、
●調味料・飲み物
焼酎、ココア、ウーロン茶
体を冷やす陰性食品
●野菜
白菜、アスパラガス、オクラ、きゅうり、トマト、なす、ピーマン、セロリ、ブロッコリー、カリフラワー、にがうり(ゴーヤ)、水菜、春菊、チンゲン菜、モロヘイヤ、レタス、もやし、カイワレ大根、納豆、きのこ類
●果物・種実
アボカド、かき、キウイフルーツ、グレープフルーツ、すいか、なし、みかん、パイナップル、バナナ、パパイヤ、マンゴー、メロン、もも、びわ、レモン
●穀物・その他・加工品
小麦、豆腐
●調味料・飲み物
酢、白砂糖、マヨネーズ、バター、食物油、科学調味料、ビール、ウィスキー、白ワイン、コーヒー、緑茶、牛乳、豆乳
まとめ
生き生きとした、生活を送るためには、やはり食が大切になります。
バランスの取れた食事をとることです。
本能で体が必要なものを欲求するというのは、すごいですよね。
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