膠原病(こうげんびょう)の原因については、まだ解明はされていないようです。
どんな病気でもつらく苦しいものです。
膠原病の症状もすごく、つらいみたいですね。
膠原病について病名は知っていても症状や原因などは、詳しくは知らない人も多いと思います。
私も、ほとんど知りませんでした。
そこで、膠原病とはどのようなものか?
そして、原因と症状について調べてみました。
膠原病とは
膠原病とは、クレンペラーによって提唱されたもので、病理形態学的に全身の膠原線維(こうげんせんい)にフィブリノイド変性が起こり、
それが起因となり自己の抗原と反応する「自己免疫疾患」です。
自己免疫疾患とは、異物を認識し排除する役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうこと。
膠原病というのは、一つの病気ではなくてさまざまな病気の総称であります。
単体の病名ではありません。
ですので、その中の病気によって症状も、さまざまでですので複雑です。
しかし、膠原病を患った方には発病初期にある程度似たような症状があるということが発見されています。
大きく疾患別に分けますと、自己免疫疾患と結合組織疾患とリウマチ性疾患の3つに分かれていますが、
症状としてはこの3つの疾患が全て含まれるケースやそうでないケースなどに分かれています。
主な病名としては、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、シェーグレン症候群、アレルギー性肉芽腫性血管炎 、ベーチェット病などがあります。
原因は
膠原病の原因について、まだ解明されていないようですが、要因としてあげられるのは、生まれ持った体質、遺伝性、免疫の異常・疾患、
細菌などの感染によるもの、紫外線などです
恐らくこれらが、影響をしていると考えられています。
必ずしもこれらが全ての人に影響があるかと言った事も含めて、まだ研究段階の内容である事と70年以上も解明されていないと言った事実が
よりこの病気の煩わしい部分でもあると言えるようです。
また発症している殆どの人が女性であると言った事も病気の原因が何であるかを知る一つの材料ともいえます。
現段階においては、主たる原因はやはり分からないと言うのが現代医学の進歩状況です。
しかし、2013年6月に自己免疫疾患に関する機能が解明されたと言う発表もありますので、今後の研究次第では早ければ10年後には膠原病の原因が特定されるかも知れませんね。
症状は
典型的な症状としては、発熱、皮疹、倦怠感、筋肉痛、関節炎、関節痛、内臓病変、レイノー現象などです。
しかし、なぜだか女性に多いのが特徴です。
発熱
風邪でもなく原因がわからない発熱がある。
37度前後の微熱が続くことが多く、午前中だけとか、多少のだるさはあっても生活にそれほど支障がないなど、風邪とはちょっとちがった発熱ある。
38度以上の高熱が何日も続く場合もあります。
皮疹
皮膚に赤い斑点のようなものがあらわれる。
特に顔面に出やすく、痛みのないものが多いですが、ひじや足にできる発疹は痛みを伴う場合もあります。
しびれ
手足の全体、または指にしびれが出ますが、左右の共通性はあまり見られないようです。
多発性単神経炎といって血管の炎症からおきることが多く、他の疾患と間違いやすいものです。
倦怠感
原因はわからないが、体が疲れるなどの症状がでる。
筋肉痛
朝、手指の関節がこわばって動かしにくいなど、筋力が急に低下することもあります。
関節や筋肉にこわばりや痛みを感じる、
関節炎、関節痛
インフルエンザのような関節の中から湧き上がってくような感じの痛みがある。
それがあちこちの関節に同時に発生したり、場所を移動して発生したりする。
リンパ腺の腫れ
風邪やその他の感染症と違って、あちこちのリンパ腺が腫れます。ただし硬く大きくなることは少なく、あまり痛みがないことが多いようです。
以上のような症状が初期症状としてよく知られています。
他にも非常に疲れやすいとか、精神的に不安定など目立った症状ではなくても体調の変化を示すような兆候がほとんどの場合あるようです。
膠原病と診断されてから初めて、ああ以前こんな症状がありましたって思い当たることも多いようです
治療
主に薬の投与での治療が行われます。
治療に使用される薬は「ステロイド剤」で、膠原病の治療薬の代表格で、免疫抑制剤として強力な効果があります。
しかしそれを長期間使用することになりますので、副作用伴いますので定期的な検査を行う必要があります。
まとめ
早く原因が突き止められるといいですね。
ステロイド治療は副作用がありつらいようです。
副作用の少ない治療薬が見つかるといいですね。
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