オリゴ糖は腸の善玉菌を増やし腸内環境を整える

健康

オリゴ糖と聞いて、名前は知っていても、どんな栄養素があり、どん効果があるのか知らない人が多いと思います。

オリゴ糖の働きがわかってから、日常の食卓に食品(甘味料)として登場してから、それほど年数がたっていないからかも知れませんね。

オリゴ糖は、腸内環境を整えてくれる働きがあるのです。

腸内の善玉菌である、ビフィズス菌の栄養素となり善玉菌を増やしてくれるのです。

それでは、オリゴ糖とはどんなものか?

どんな働きがあるのか調べてみました。

オリゴ糖とは

簡単に説明すると、オリゴ糖は糖質の一種です。

ブドウ糖や果糖などのように分子構造的にこれ以上分解されない最小単位の糖を「単糖」といいますが、単糖が数千ないし数百万分子結合しているものが多糖類です。

それ以上小さくなれない単糖類が2~20個結びついてできているのがオリゴ糖です。

主な単糖類には、グルコース(ブドウ糖)、フルクートス(果糖)、ガラクトースなどがあります。

オリゴ糖の種類

フラクトオリゴ糖
アスパラガス、にんにく、ねぎ、玉ねぎ、ごぼう、大豆などに多く含まれています。
ショ糖に1~3個の果糖が結合したものです。
腸内のビフィズス菌の増殖を促進し、便秘、高脂血症の改善のほか、血糖値抑制などの作用があります。
肥満や動脈硬化の予防につながる低カロリー甘味です。

イソマルトオリゴ糖
蜂蜜に含まれるオリゴ糖の一種で、酵母ではっ酵しないため、非はっ酵性糖といわれています。
味噌、醤油、蜂蜜などに多く含まれ、甘味のほかに食品に旨味やコクを与えます。
防腐性によって食品の保存性を高めます。
腸内有用菌の活性化によって免疫力の増強、防腐作用、便通、下痢の改善などの効果があります。

大豆オリゴ糖
味噌、醤油などの大豆製品に含まれる多種少糖類の総称で、大豆たんぱく質を利用したあとの残りかすから作られます。
人の消化酵素では分解されにくいため、カロリーは砂糖の半分程度です。
ビフィズス菌の増殖に伴う細菌叢改善、便性改善効果を発揮します。
ウエルシュ菌や大腸菌などの有害細菌にはほとんど利用されないという性質をもっています。
動脈硬化、がんの予防などの作用があります。

ガラクトオリゴ糖
乳糖をアルカリで処理してつくります。
腸内ビフィズス菌の増殖を促進し、便秘や下痢を改善してくれます。
また、タンパク質の消化吸収を助けて便秘や下痢の改善の効果が期待出来ます。
脂質代謝の改善、ミネラルの吸収を促進するなどの働きがあります。

乳果オリゴ糖
乳糖とショ糖に酵素を作用させて両者を結合したもので、ほとんど消化されません。
難消化性であるため、ダイエットに好適とされ、高脂血症や肥満を予防します。
また、ビフィズス菌の増殖能力が優れているうえ、有害菌に利用されることもないので、腸内腐敗や便秘の改善に有用であります。

キシロオリゴ糖
食物繊維に加水分解酵素を作用させて作る難消化性のオリゴ糖で、飲料、お菓子、乳製品、健康食品などに用いられています。
腸内細菌叢改善による整腸作用、血清コレステロール低下作用、ミネラル吸収促進効果などが期待されています。

オリゴ糖の働き

オリゴ糖は、胃腸を通って大腸まで達し、大腸に達したオリゴ糖は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の栄養素となり善玉菌を増やしてくれるのです。

それにより、腸内環境が整います。

しかし、ビフィズス菌は食物繊維やオリゴ糖が足りないと、とたんに減少してしまうのです。

それには、オリゴ糖を含む食品や市販のオリゴ糖甘味料から摂取するよに心がかないといけないですね。

オリゴ糖を含む食品

玉ねぎ・にんにく・バナナ・リンゴ・はちみつ・大豆食品(味噌、豆乳など)に多く含まれています。

他にも、テーブルシュガー、清涼飲料水、キャンディー、ビスケット、プリン、ヨーグルトなどがあります。

オリゴ糖の1日の摂取量の目安は、成人で3~5gほどです。

たとえば、バナナ1本には0.5gほど、玉ねぎ半分には3g弱含まれています。

いろんな食品から取るのがいいですね。

食品から取れない場合は、市販のオリゴ糖甘味料を活用してもいいと思います。

甘味が強いのに反してカロリーが半分くらいなので、ダイエットにはぴったりですね。

まとめ

便秘の改善やダイエットにはオリゴ糖は効果があるようですね。

腸内の善玉菌を増やしてくれるのは、すごくうれしいです。

お腹の具合が悪いってこと、よくありますよね。

少しでも腸の調子が良くなるだけでもいいと思います.

コメント

タイトルとURLをコピーしました