気がつかないうちに口の中がしみて、痛いときってあると思います。
それは口内炎です。
口内炎って、なかなか治りにくいですよね。
口の中には唾液があり、殺菌してくれるはずなのに、なぜ炎症ができるのって思っている人もいると思います。
では、口内炎とは?
傷が原因でできる口内炎は
口の中に出来た傷に常在菌が繁殖することにより炎症が起きます。
常在菌は、健康な人の体にも存在しており、普段は病気を起こさない微生物です。
それでは、なぜ炎症が起き、口内炎ができてしまうのって思われると思います。
原因は、口の中を傷つけたときに唾液が減っていたためだと考えられます。
強いストレスを感じると、唾液の分泌量が減少し、口の中の細菌を洗い流すことができなくなります。
そのとき口内に傷があると、たちまち細菌が繁殖して炎症を起こしてしまうからです。
寝不足やストレスも原因になるということです。
しかし、口の中に傷ができたからって、必ずしも口内炎になるというわけではありません。
体には常在菌が繁殖するのを防ぐような、システムが備わっているからです。
その大切な役目を担っているのが唾液です。
通常であれば唾液が細菌を洗い流し、口内を清潔にしてくれます。
これにより、口内炎になる前に傷が治るという仕組みです。
これを聞くと、口の中は傷を治すのに条件がそろっているように思えます。
実際に口の中は傷が治りやすいです。
ところが、皮膚とは異なる条件があります。
口の中には多くの常在菌がいるということです。
個人差はありますが、その数はなんと、数十億にも及ぶといわれています。
この常在菌が口の中の傷で繁殖すると、炎症を起こします。
これが傷が原因の口内炎です。
傷口がなくてもできる口内炎とは?
過労やストレスが原因でも傷はできるのです。
口内の粘膜は絶えず新陳代謝で、新しい細胞が作られ再生されています。
ところが、疲労やストレスが重なり新陳代謝が低下していると、再生がうまくいかず、表面が荒れ始めます。
さらに悪化すると潰瘍と呼ばれる状態になります。
内側から傷が出来るようなものです。
そうなると口内で傷ができたときと同じで、常在菌が増殖して炎症が起き、口内炎となります。
傷や潰瘍で細菌が繁殖し始めると、白血球など免疫細胞が細菌を撃退するための戦いを始めます。
体に備わった免疫システムですが、激しい戦いによって組織が破壊され、炎症が起きます。
そのため強い痛みを伴うのです。
傷を早く治すには
皮膚の傷を治すには、まずは水洗いをします。
消毒液は細菌を殺すと同時に細胞も傷つけてしまうからです。
できれば、深い傷を除いては消毒液を使わない方が治りは早い。
そして、傷を乾かさないようにすることが大事です。
分泌される浸出液でグチュグチュになるのを保つと傷の治りが早くなります。
これを聞くと、口の中は傷を治すのに条件がそろっているように思えます。
実際に口の中は傷が治りやすいです。
口内炎を根本から治すオススメ法
口内炎を根本から治すには、原因となる口の中の細菌の繁殖を抑えること一番です。
傷ができても細菌が増えなければ、炎症が起きるのを防ぐことができます。
オススメは殺菌成分入りのうがい薬や、洗口液で口の中をブクブクとすすぐうがいです。
20秒間のブクブクうがいを3回行っただけで、、口の中の細菌を10分の一程度まで減らすことができます。
まとめ
ふつうなら、なぜ口の中には殺菌作用があるのに菌が繁殖するのって思いますよね。
それが、唾液の減少によること。
そして、ストレスによっても唾液が減少するということです。
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