若いときの肌って、すごくつややかでハリもあり美しい肌ですよね。
しかし加齢とともにシミ・シワが出来てくるし、肌のハリもなくなってきます。
これは加齢によるものなので、仕方がないと誰もがあきらめてしまいます。
しかし出来れば少しでも良いので若い肌を保ちたいと思いますよね。
そのためには、表皮の下にある真皮を元気にし、美肌の味方のコラーゲンを食事からとるようにすることが大切です。
肌の老化はどうして起こるの?皮膚の構造、若々しい肌を保つための方法や肌に良い食材などについて調べてみました。
肌の老化はどうして起こるの?
紫外線は皮膚の大敵です。
紫外線などの刺激が皮膚の構造に悪影響を及ぼします。
皮膚は表皮、真皮、下皮から構成されています。
真皮は表皮の15~40倍の厚さがあるそうです。
毛細血管を通じて表皮へ栄養を供給し、表皮が次々と新しくなるターンオーバーを促しています。
真皮は主に、こう原繊維(コラーゲン・ファイバー)、弾性繊維(エラスチン・ファイバー)、基質部分でできています。
肌に弾力をもたらしているのは真皮の組織なのです。
皮膚は紫外線そのはかの外部の刺激から体を守る働きをしています。
ダメージが表皮にとどまればいいのですが、さまざまな刺激を長い年月うけ続けることで、刺激を守る働きが弱ってきます。
そして、紫外線などで発生したシミが表皮に残ってしまいます。
若いころのハリがなくなっていくのはこのためなのです。
そしてハリがなくなっていくと、しぼんだ風船のようにシワができ、さらに皮膚のタルミとなるのです。
よくある肌トラブルと全身の健康状態
肌の状態が悪くなる原因は、紫外線などによる外部からの刺激だけではありません。
全身の健康状態が肌に表れてくることもあります。
こうした症状の初期のサインを見逃さず、日常生活に気をつけて十分な休息をとることも肌のトラブルを防ぐためには大切です。
皮膚の構造
人間の皮膚の表面を「上皮」といいます。
上皮は表面に近い部分「表皮」、その下の「真皮」で構成されています。
さらに真皮の下には「皮下」があり、これらが皮膚組織を構成しています。
表皮はわずかに約0.2mmの薄さですが、外部の刺激から体内を守るバリア機能やターンオーバーの機能を担っています。
表皮の暑さは約2mmで、タンパク質線維と基質で構成されています。
タンパク質線維は、ほとんどがコラーゲンで占められていて、これにより皮膚は強さや弾力を保持しているのです。
皮下組織は脂肪を蓄え、エネルギーの貯蓄、体温の調整の役割を持ちます。
厚さは約2mm程度だそうです。
ターンオーバーの仕組みは?
ターンオーバーとは肌の組織が入れ替わること、肌の生まれ変わりを意味します。
表皮は4つの層に分かれています。
表皮細胞はその最も深い層である基底層で生まれ、28日かけて角化、角質細胞になり、垢としてはがれていきます。
この仕組みにより、表皮に生じた傷やシミは痕にならずに消えていきます。
このターンオーバーの力を活かし、スキンケアに取り組むようにしましょう。
お肌っを若々しくさせる方法
内側から肌を守ること。
肌に悪い刺激から防御すること。
皮膚が受けるダメージで、もっとも大きいのが紫外線ですね。
表皮の最下部にあるメラノサイト(細胞)では、紫外線から皮膚を守るためメラニンを作り出し、日光障害や悪性腫瘍から皮膚を防御しています。
しかし、これが繰り返されるとメラニンがためこまれます。
紫外線の強い場所に長時間いる場合は、帽子や日傘を使って防御しましょう。
また、メラニンは、活性酸素の吸収なども行っているため、タバコ、科学物質(大気汚染、食品添加物)などの刺激によっても表皮はダメージを受けます。
・紫外線から皮膚を守る
・喫煙をやめる
・ビタミンなどの栄養素を摂取する
・よい睡眠・休息を心がける
抗加齢が勧める肌に良い食材は?
ターンオーバーをうながし、ハリのための栄養を表皮は約28日で生まれ変わります。
ビタミンAには表皮の外側にある角質の脱落を促す作用があります。
ビタミンCは活性酸素を取り除き、余計なメラニン色素を作り出さないようにするといわれています。
肌に弾力をもたらしている真皮の主成分はコラーゲンです。
ハリのある美しい肌のためには、コラーゲン補給も重要です。
真皮は表皮の下にあるので、コラーゲンは皮膚表面から化粧品などで補強するより食事で摂取する方が効果的です。
さらにコラーゲンはビタミンCとセットでなければ生成・吸収されないので、ビタミンCも摂りましょう、
ビタミンB郡やビタミンEも肌の老化を遅らせ、再生を促します。
ビタミンA
皮膚をはじめ、さまざまな組織の上皮組織の分化(新しくなること)に働きます。
また肌の潤いも保ちます。
鶏レバー、豚レバー、あんこうの肝、うなぎ、などにビタミンAが多く含まれています。
また緑黄色野菜に含まれるβカロチンは、体内でも必要量だけビタミンAにかわります。
ビタミンB郡
ビタミンB2は肌荒れを防ぎ、B6はタンパク質と脂質の代謝を助けて表皮のターンオーバーを促します。
ビオチンは、皮膚や髪の健康を維持します。
ビタミンB2の多い食品は、牛乳、レバー、卵、葉野菜、ビタミンB6はかつお、まぐろ、バナナに多く含まれています。
ビタミンC
メラニン色素の沈着を防ぎ、コラーゲンの生成を助けます。
喫煙はビタミンCを破壊するので注意が必要です。
ビタミンCは、水溶性で熱を加えると壊れてしまうので、加熱時間はできるだけ短くしましょう。
生で食べる果物や野菜は、ビタミンCを無駄なく摂取できますが、そう大量に食べられません。
熱を通すなら、さっとゆでるか炒めると良いでしょう。
赤パブリ、菜の花、いちご、みかん、柿、キウイ、カリフラワー、などに多く含まれています。
ビタミンE
細胞が新しく生まれ変わる際に必要なビタミンEは、活性酸素が過酸化脂質を生成するのを抑え、老化を防ぐといわれています。
アーモンド、ヘーゼルナッツ、アボカド、ごま、緑黄色野菜に多く含まれています。
大豆食物・味噌
大豆に含まれるフラボノイドの一種であるイソフラボンは、体内に入ると女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをします。
また大豆はビタミンB2も多く含みます。
味噌を発酵させる麹酸にもメラニン色素をおさえて肌を白くする効果があり、味噌の発酵過程で生まれる遊離リノール酸にも美白効果があります。
まとめ
肌の美しさを保つにはビタミンを食事から取ることが大切ですね。
いつまでも若く美しい肌を保ちたいですね。
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