腸リズムで腸菅免疫力をパワーアップさせ若返ろう

健康

腸が健康な人は全身も健康で、病気になりにくいといわれています。

そして、年齢よりも若く見える人が多いようです。

腸リズムに合った食事と生活をすることで腸が健康元気になり、体全体の免疫力をがアップし、アンチエイジング効果もあるのです。

そして、小腸には、外部から侵入する病原菌を排除したり、体内の細胞が突然変異してガン化するのを抑制したりする「腸管免疫」システムが備わっています。

腸管免疫はおもに食生活の影響を受けやすくて、食事をの食べ方で免疫力が変わってきます。

それに加えて、腸リズムも腸管の免疫力を左右しています。

免疫力は変動する

不規則な生活や睡眠不足、朝食抜きの習慣、強いストレスがあると、腸リズムが乱れて便秘などの排便異常が起こります。

そして、老廃物が体にたまりやすくなってきます。

すると、腸内環境が変化し、腸管免疫力が低下してしまう恐れがあります。

また、腸リズムには自律神経が関与していて、自律神経のバランスも免疫力を変動させます。

免疫力を高めるのは、腸をリラックスさせる副交感神経の働きによります。

副交感神経が優位に立っているときは、白血球中のリンパ球が増加して免疫機能があがります。

一方、腸を緊張させる交感神経は、白血球中のリンパ球を減少させ免疫力を下げてしまいます。

それでは、常に副交感神経が優位にあるのが良いように思いますが、そうではありません。

交感神経と副交感神経のバランスをうまくとり、1日のリズムを刻み、副交感神経が優位に立つときは、そのリズムに上手に合わせるのがベストです。

腸リズムに合った過ごし方をすると、腸は元気になります。

朝目覚めてから夜眠るまでの、腸リズムに応じた過ごし方をするのは、けっして難しいことではありません。

習慣づけることにより、腸が健康になり、便秘や下痢などの排便異常を解消することができます。

さらに、腸の病気の予防にもなり、腸管免疫力も高まります。

腸リズムを活用するための1日の過ごし方

毎朝、太陽の光を浴びて朝食をとるようにするのが一番の健康法です。

朝起きたときは、頭がボーッとしていますね。

それは、頭がまだ睡眠モードにあるからなのです。

しかし、起きて体を動かしていると、少しずつ頭も体も活動モードに入っていきます。

この切り替えを行っているのが、脳幹にある「脳幹網様体」です。

この組織は神経が網目状になった構造をしています。

ここに刺激が加わると脳全体が目覚めて、頭も体もスムーズに活動できるようになります。

この脳幹網様体に刺激を与えるものは、光、味覚、咀嚼(そしゃく)など筋肉や皮膚の動き、音などです。

つまり、太陽の光を浴び、朝食をとることで頭も体も活動モードに入っていけるのです。

朝起きがけに水分をとり、よく噛むものを食べる

朝起きたら、胃を刺激するためにコップ1杯の水を必ず飲むようにします。

水でなくても、ジュース、お茶、コーヒーでもかまわないです。

とにかく水分をとるように心がけます。

その後、ご飯やライ麦パンなどをよく噛んで食べるようにします。

よく噛んで食べることで脳幹網様体に刺激が伝わり、体が活動モードに入りやすくなるのです。

昼は脳をクールダウンして食事を楽しむ

朝食をとり、排便をすませてしばらく経つと、副交感神経に替わって交感神経が優位に立ち活動モードに入ります。

とくに午前10時~11時は思考力や集中力がピークに達します。

正午~午後1時くらいは昼食の時間になりますが、この時間帯は腸リズムからみると、脳をクールダウンする時間になります。

脳を休ませて昼食をとることで、副交感神経が一時的に働きやすくなり、腸の動きが活発になります。

そして、消化官が食べ物を消化吸収する力は昼ごろにピークを迎えます。

夕方から夜はリラックスの時間

太陽が沈み暗くなると、交感神経に替わって副交感神経が優位に立ってきます。

それにつれて、体はリラックスモードに入り体を休ませる態勢を整えます。

消化官では、胃液の分泌はさかんになりますが、腸のぜんどう運動は、朝や昼と比べると活発化しません。

夕食は、午後7~8時くらいに軽めにとるのが理想的です。

深夜はホルモンの一種が腸内を大掃除してくれる

腸は眠っている間も働いてくれています。

食後3時間ほどで胃の中がからっぽになると、小腸からモチリンというホルモンが分泌され、ぜんどう運動を促して腸管をきれいに

掃除してくれます。

すると、便の元になる食べ物の残りカスや老廃物などが大腸の肛門近くに移動し翌朝の排便がしやすくなります。

モチリンは、胃や小腸がカラになっている空腹時に分泌されやすいので、夜遅くの食事や食べ過ぎなどは注意しましょう。

腸内リズムに合った、1日の過ごし方

①起床後、コップ1杯の水分をとる、午前7~8時くらいに朝食をしっかりとる。

②正午~午後1時くらいに、ゆったりとした朝食をとる。
昼はボリュームのある食事でもよい

③午後8時までには夕食をすませる。

④12時までには眠るようにする。

まとめ

規則正しい生活は、腸内が健康になるだけでなく、気分にも影響を与えます。

気持ちがスッキリとし、1日を過ごすことができます。

 

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