19歳の早大2年、南谷真鈴(みなみやま まりん)さんが、7月4日に世界7大陸最高峰の登頂に成功したそうです。
南谷真鈴さんは2016年5月に世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に初登頂し、東京経済大3年の伊藤伴(20)さんの日本人最年少記録を更新しています。
それから、わずか2ヶ月程で7最後の世界7大陸の一つとなっていた北米最高峰のデナリ(旧称マッキンリー・6190メートル)の登頂に成功したんですね。
世界7大陸最高峰の登頂は、2004年に故渡辺大剛さんがマークした22歳をしのぐ日本人最年少記録だそうです。
素晴らしい記録なんですね!
達成したことに対し、いろんなことをいう人もいます。
たしかに、周りの人たちの協力がないと達成出来ないかも知れないですが、本人に余程の体力そして精神力がないと達成できるものではないことは、分かってあげてほしいですね。
それと運も、すごく必要なことです。
山は天候との闘いだとも思います。
悪天候の中でのは頂上を目指すことは出来なかったでしょうね。
次に目指すところはどこなのでしょうね!
頑張ってくださいね。
南谷真鈴さんは登頂に成功してばかりの印象ですが、1度だけ命を落としそうになったことがあります。
滑落遭難からの生還と登山を始めたきっかけについて調べてみました。
滑落遭難からの生還
それは、2015年3月8日、南谷真鈴さんが高校3年生のときです。
関東地方の登山サークルの30代から40代の男女4人とともに、1泊2日で長野県にある「八ヶ岳連峰」にある、阿弥陀岳(標高2805m)に
登っているときに滑落事故にあってしまいます。
5人は、3月7日(土)朝、茅野市の美濃戸口から入山し、山小屋近くのテントサイトで1泊をします。
あくる日の、8日(日)阿弥陀岳に無事登頂し、下山のために夕方ごろ阿弥陀岳から中岳に向かって急斜面を下り始めました。
その途中で、より長いロープで互いをつなぐために付け替えようとしたのです。
外したロープが南谷さんの左足に引っ掛かってしまったのです。
そして、ロープを外そうとしたとき右足に体重がかかり、南谷さんは頭から斜面を転がり落ちて行きます。
落下はかなりのスピードだったようで、「死ぬ」と思ったそうです。
ピッケルを差しても止まらず、アイゼンを踏み込んで約200m滑ってようやく止まります。
そして、尾根の仲間に「助けて」と叫んだが応答がなく、2度リーダーの携帯電話に発信するがつながらず、じきに電池が切れたそうです。
その日は、日没まで沢筋を下ったそうです。
夜は雪上に掘った小さなくぼみにマットを敷き、寝袋をかぶったが、寒くて一睡もできなかったそうです。
手の指先が濡れて冷え、凍傷になりかけ、持っていた絆創膏でぐるぐる巻いて、ゴム手袋をして凍傷を防ぎます。
夜明けに歩き始め、午前10時過ぎに飛来したヘリコプターに手を振り、30分ほどして再び飛んできたヘリに救助されます。
下って行った沢筋の数メートル先は滝だったそうです。
本当に運が良かったと、そのときのことを話されています。
私も、会社の山岳部に入っていたことがあり、毎月山登りをしていたことがあります。
そして、山岳仲間が雪山で滑落した話しを何度も聞きましたね。
そのときもに南谷さんのようにピッケルを差してもなかなか止まらなかったと言われていました。
もう少し止まるのが遅かったらダメだったようでした。
実際に滑落事故現場を見たこともあります。
滑落した人は無事だったのでほっとした経験がありますね。
山登りには、運の強さも必要なんだなって思いましたね。
登山を始めたのは?
南谷真鈴さんはお父さんが貿易商の仕事をしていたので、1歳半のときから海外生活をされていたようです。
登山を始めたのは13歳だそうです。
登山歴は6年ほどなんですね。
きっかけは香港で生活していたとき国際的な青少年プログラムの一環で登山に挑戦したことみたいです。
このとき「人生の競争相手は自分だけ」だと実感したようですね。
そんな気持ちが、6年で世界7大陸最高峰の登頂を成功させたんでしょうね!
世界7大陸最高峰の山
●アジア大陸
エベレスト(ネパール・中華人民共和国 標高8,848メートル)
チベット語では、チョモランマとも呼ばれています。
世界で一番高くて有名な山ですね。
1953年にイギリスのエドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイのふたりが初登頂を果たします。
以後さまざまな登山家が登頂に成功しています。
現在は、ノーマルルートと呼ばれるエベレストの登山ルートがあり、比較的難易度の低いコースが確立されているみたいですね。
●ヨーロッパ大陸
エルブルス山(ロシア連邦 標高5,642メートル)
ロシアにあるコーカサス山脈の最高峰の山です。
頂上が2つあり、西側が5,642メートルで東側が5,621メートルとなっています。
3,900メートル地点までは、ケーブルカーで登ることができろそうです。
宿泊施設もあるので、毎年多くの登山者が訪れているみたいです。
●北アメリカ大陸
マッキンリー(アメリカ合衆国 標高6,194メートル)
アメリカ合衆国アラスカ山脈の最高峰の山です。
世界七大陸最高峰の山で、最も登頂が難しいといわれている山なんだそうです。
標高はエベレストよりも2,000メートルも低いですが、チベット高原からの比高(垂直方向の長さ)はエベレストが3,700メートル程度に過ぎないですが、マッキンリーはふもとの平地の標高は600m程度であり、そこからの比高は5500mに達するそうです。
●南アメリカ大陸
アコンカグア(アルゼンチン 標高6,959メートル)
アンデス山脈にある南米で一番高い山です。
テレビ番組の企画でタレントのイモトアヤコさんが挑戦し、悪天候のために途中で断念していました。
世界七大陸最高峰の中では難易度の低い山との意見もあるようですね。
しかし、ルート次第ではエベレストに次ぐ難易度とされています。
●アフリカ大陸
キリマンジャロ(タンザニア 標高5,895メートル)
コーヒーの銘柄としても有名なアフリカで一番高い山です。
独立峰という山脈に属していない山の中では、世界で一番の標高です。
キリマンジャロの登頂は難易度が低く、登山の経験が豊富でなくても、高山病に気をつければ山頂まで登りきることができるようですね。
●オーストラリア大陸
コジオスコ(オーストラリア 標高2,228メートル)
オーストラリア大陸の最高峰の山です。
コジオスコ国立公園の中心にある山で、世界七大陸最高峰の中でも、特に登山の難易度が低いことでも有名のようです。
ルートは2つあり、そのうち1つは歩いて10キロほどで山頂に到達します。
かつては山頂まで車で行くこともできたそうです。
●南極大陸
ヴィンソン・マシフ(南極半島付近 標高4,892メートル)
南極大陸の最高峰の山です。
山自体は雪山登山に慣れている人にとってはそこまで難易度の高い山ではありません。
しかし、南極の天候が不安定なため、悪天候になると近づくこともできません。
南極大陸なので、天候に対する運がすごく必要ですね。
プロフィール
南谷真鈴(みなみやま まりん)
生年月日:1996年12月20日(19歳)
出身地:神奈川県
血液型:O型
学歴
高校:東京学芸大付属国際中等教育学校、
大学:早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科
まとめ
とにかく、素晴らしい記録達成におめでとうございます。
これからも、難しい山に挑戦されるとは思いますが、無謀な登山だけは止めてくださいね。
無事に下山してこそ、達成した意味があるのですからね。
コメント