筋肉を維持することは生命を維持することにもつながる

健康

筋肉量は何歳からでも増やすことができるのです。

筋肉量をつけるというのは外見だけでなく、体の内側にも良い影響を与えてくれます。

いつまでも、元気でいるには筋肉の維持は欠かすことが出来ないのです!

筋肉を維持するためには、どのようにすれば良いのでしょうか?

まずは、筋肉の働きと筋肉の若返りのポイント

筋肉の動き
・骨と連動して体を動かす=骨格筋
・内臓の働きを助ける=平滑筋
・心臓からの血液を助ける=心筋
・筋肉の発熱で体温調節をはかる

筋肉若返りのポイント
・運動で脂肪を燃やして肥満をふせぐようにする
・アミノ酸やタンパク質を含んだ食材を意識して摂り筋力を保つ
・筋肉の衰えは下半身からです。できるだけ歩くことを意識する
・筋肉の衰えを年齢のせいにしない

筋肉の老化はどうして起こるのか?

30才をすぎると筋肉量は低下していきます。

生活習慣病は筋肉の老化を早めてしまいます。

筋肉の老化は誰にでも起こりますが、その原因は詳しくは解明されていません。

筋肉は通常30代をピークに下降しはじめ、50代から衰えが顕著になり、80代ではピーク時の30~40%も衰えるといわれます。

もちろん個人差がありますが、衰えの原因には食事と運動が関係しているといわれています。

筋肉は体内の糖や脂肪を燃焼することによってその働きを維持しますが、30代を過ぎると、摂取した栄養分の糖や脂肪が運動不足によって燃焼しきれず、

体内に蓄積され、肥満(中年太り)の原因となり、肥満は生活習慣病となってさまざまな病気の原因となります。

筋肉の衰えからくる症状

[骨折の原因を招きやすい]

体を自由に動かすのは骨に付随した筋肉(随意筋)の働きによるものです。

この筋肉が衰えると骨を保護する働きが弱くなり、とくに下半身の筋肉の衰えは脚の骨折や関節痛を招きやすくなります。

[正しい姿勢がとりにくくなる]
腰が曲がって若々しいスタイルから遠ざかるだけでなく、自律神経機能や内臓機能の低下など体全体に悪影響をおよぼします。

体温は筋肉内の脂肪などの燃焼によって維持されますが、筋肉量が減少すると必然的に燃焼量も少なくなって、かぜをひきやすくなり、回復も遅れがちになります。

筋肉を若返らせる方法

30才を過ぎると筋肉量は低下します。

筋肉量を維持することは若々しい外見を保つだけではなく、生命そのものを保つことにつながるのです。

筋肉量を増やすことに年齢制限はありません。

ジムにいかなくても、日常的な心がけで誰にでもできます。

筋肉の衰えはやむをえないと考えてはいけません。

最近、アスリートが取り入れて話題を呼んでいるのが体幹トレーニングというものです。

体幹とは胸部や腹部、臀部を中心とする体の根幹部位を指します。

これらの部位の筋肉(とくにインナーマッスル)を鍛えることはアンチェイジングの理論にも敵っています。

筋力低下を防ぐ決め手は運動

生活習慣病によって医師から食事制限や薬による治療を求められても、あるいはそのような状態にいたるまえに、筋肉の衰えをふせぐことによって寿命をのばすことは可能なのです。

それはご自身の筋力の衰えを自覚することから始まります。

1日の生活を見つめなおしてください。

デスクワークを主としている人は通勤途上で歩くか、電車の中で立っているかなど以外には活性代謝とは遠ざかる日常生活をしています。

家事も省力化が進み、さらにクルマ社会によって自然に筋肉を使う暮らしが薄れています。

すると当然筋力も弱まり、肥満化の道を進むことになります。

そこで、サプリメントを使用するダイエットやエクササイズなどを試みます。

お金をかけない筋力アップ法

サプリメントやエクササイズ自体はもちろん悪いことではありませが、習慣化するのは意外に難しいもので、費用もばかになりません。

そこでお勤めなのが「歩く」ことによる筋力アップです。

脚力の衰えはすべての筋力の衰えにつながります。

仕事や家事の合間に意識的に歩いたり、電車ではなるべく立ち、エレベータやエスカレーターを利用しない。

など、日常生活において脚力の強化につとめるようにします。

歩くときも、何となく歩くのではなく、ダンベルをもって腕を振りながら歩く、万歩計をもって時間と距離をのばす、無駄のないウォーキング方法を身につける、

手すりのある階段を背面からのぼるなど、さまざまなバリエーションを心がけるようにする。

腹筋や背筋の強化は内臓の強化とも結びつき、自然と姿勢もよくなって、睡眠効果がアップ。

その効果は脳の働きにもつながって考え方もお前向きになりますから、年齢に関係しない筋肉量のアップに励みましょう。

ダイエットだけでは不十分

それでは食事制限(ダイエット)して体重を減少させれば過剰な栄養分の蓄積を防げるのでは、という考えも出てきますが、食事制限によるダイエットだけでは基礎代謝の活性化が十分ではありません。

バランスの良い食事を摂り、健全な筋肉の活動によって体内の糖や脂肪を燃焼させる必要があります。

そのためには運動は欠かせません。

(筋力低下=運動不足=中年太り=生活習慣病=脳梗塞や心筋梗塞などの原因)という、危険なスパイラルが待ち受けます。

インナーマッスル効果

インナーマッスルは皮膚の外側からは触れられない筋肉で、層を成した筋肉のもっとも深部にあたる(骨に近い)ことから深層筋といわれています。

大腿筋など直接触れる筋肉はアウターマッスル(外側の筋肉)といわれます。

このインナーマッスルのなかでも、腹筋や大腰筋を鍛える方法は比較的簡単で、脂肪分を燃焼しやすく、腹部を引き締めるのに効果的です。

アミノ酸とタンパク質を意識的に撮る

体力(筋力)をつけるには牛肉がいいと言われるのは牛肉にはアミノ酸とタンパク質が豊富で、筋肉の疲労度を軽減させるからです。

高齢者でもよく牛肉を食べてスタミナをつけるという人がいますが、たしかに一理あります。

しかし、成人男子の1日の平均必要カロリーといわれている2200キロカロリー以上を運動不足の体で常時摂り続けていると肥満になるのは明らかです。

肉食主体の欧米人に肥満が多いのは、こうした食生活にあるともいわれます。

ただ、アミノ酸は体内合成できないので、どうしても食物から撮る必要があります。

そこで私たち日本人に向いたタンパク質やアミノ酸に富んだ食物を意識的に摂るようにしたいものです。

まとめ

運動は年をとっても必要になります。

年齢に応じて、運動をすれば良いのです。

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